BNIの仕組みを丸ごと活用?!売上アップにつなげる

2016/02/05

今回は、BNIの仕組みをご自身のビジネスに活用し、売上の増加につなげている中野 稔(なかの みのる)さんにお話を伺いました。
中野さんは、東京・港区のBNI Love Knotチャプターで『ブライダルコミュニティ』カテゴリーで登録されています。また、港中央リージョンのBNIエリアディレクター・コンサルタントとしてもご活躍されています。

 

―― BNIとの出会いを教えてください。

BNIに出会うまでは、様々な異業種交流会に参加しましたが、そのどれもがBNIでいうところの「ハンター(狩りをする人たち)」の集まりで、次につながるものではありませんでした。ちょうどその頃、インターネットでBNIの存在を知り、参加してみることにしました。

 

―― 最初にBNIに参加した感想をお聞かせください。

BNIの異業種交流会は、それまで参加してきた「狩猟」型の交流会とは真逆で、参加した私が他の参加者からビジネスの紹介を受けたのです。正直なところ、驚きましたね。

定例会でも、BNIの理念である「Givers
Gain
®(与えるものは与えられる)」について説明がありましたが、はじめはその考え・やり方がなかなか腑に落ちませんでした。後にメンバーとなり、定期的に他のメンバーと顔を合わせ、トレーニングを繰り返し受講するうちに、理解が深まった、という感じです。

 

―― BNIのどのような仕組みをご自身のビジネスに取り入れましたか?

BNIでしていることほとんどです()。例えば、私の主催する婚活イベントでは入会意向の有無にかかわらず、まずはイベントに一度参加していただいています。イベントを実際に体験した上で、入会をご検討いただくのです。それは、BNIがビジターを入会の意志に関わらず、まず定例会へお招きするのと同じ要領です。お声掛けのスクリプトやオリエンテーションでの入会方法説明などは「チャプターディベロップメント・トレーニング」で学ぶことをそのまま利用しています。

また、イベントの規模・頻度・目的を、イベントの中で体験参加者に明確に伝えることは、定例会のアジェンダで言うところの「目的と概要」にあてはまる部分です。参加者の持つ不明点や、不安を解消するのにベストな方法ですので、そのまま真似しています。

他には、毎回必ず、体系化された進行表に沿って会を開催する点や、定例会で他のメンバーと定期的に顔を合わせる点です。私どもが開催する婚活イベントもBNIの定例会と同様に、会員同士が定期的に顔を合わせ、信頼関係を築いています。そうすることで、会員同士がお互いのことを知る機会が得られ、次につながる機会となります。

そして、忘れてはいけないのが、BNIでも学ぶ『ゲストではなくホスト(主催者)のように振る舞う』ことです。このことを心にとめておくことで、婚活イベントでも相手に対する態度が変わりますし、また、相手に好印象を与えます。

 

―― BNIの仕組みを取り入れたことで、ビジネスにはどのような影響がありましたか?

以前と比べて倍以上の入会率となり、入会される方の質も、グンと上がりました。

婚活イベントには、本気で結婚を希望し本気で参加される方と、遊び半分で参加される方の2通りの参加者がいます。私の主催する会では、BNIの仕組みを取り入れたことで、どんな人をターゲットとしているかが明確になりましたし、入会される方も、ハッキリとした目的意識を持つことにつながっています。

 

―― 会員に対してサポートも行っているということですが、どのようなサポートをしているのでしょうか?

入会後90日レビューを行い、よりスムーズに活動できるようにサポートするようになりました。90日レビューはBNIのメンタリングスキルのトレーニングから得たものです。

 

―― 登録している会員は、自分を売り込むだけでなく、他人の良いところを見ようとする人たちということですが、それはBNIの仕組みを取り入れた結果、そういった良い影響につながったものだとお考えですか?

はい。お相手探しは「狩猟型」に対する「農耕型」で、会員同士もまずは信頼関係があった上で、友人になったり結婚相手の候補になったりしたらいいと思います。

私自身BNIと出会ったことで、BNIを通して信頼できる仲間が増え、その信頼できる仲間のお知り合いが当会に入会されたり、仲間の仲間へ口コミを通して当会の情報が広がったりしています。なにより、私も主催者として会員を信頼していますので、会員同士を安心して紹介できます。

 

―― 今後のBNIディレクターとしての目標をお聞かせください。

出会いの場が定例会だとしたら、今後は学びの場であるトレーニングを充実させていきたいと思っています。
この分野での先駆けとなるためにBNIを学び続けようと思います。

 

―― 最後に一言お願いします。

BNIをもっともっと使い倒していきたいと思います。チャプター運営、トレーニングなど自分の仕事にどんどん取り入れていきたいと思います。

 

【中野稔さんのプロフィール】
中野 稔(なかの みのる)
所属チャプター: BNI Love Knotチャプター
会社名/事業内容: 株式会社リンクステージ/婚活イベント運営
連絡先: info@linkstage.jp
ウェブサイト: http://linkstage.japan-web.jp/