「あなたの部屋には誰がいますか？」
この質問は、数か月前に友人のスチュワート・エメリー（Stewart Emery）のプレゼンテーションを聴いた際に、彼がその中で出席者に尋ねたものです。彼はいくつかの興味深い質問やアイディアを提示してくれました。
「もし、一生を一つの部屋で過ごさないといけないとしたら？あなたが人生で関わりを持てるのは、その部屋にいる人だけです。ドアは一つしかありません。そのドアは一方通行です。部屋に入った人は一生あなたと一緒にいます。あなたの部屋に入ってきた人は、あなたの人生にさまざまな方法で直接的な影響を及ぼします。誰かを部屋に入れる際、その人が永久にあなたの部屋にいることになると分かっていたら、あなたはどう行動しますか？」
スチュワートは、その人を部屋に入れた場合に、その部屋がどんな部屋になるのかを想像してみることを提案します。
● 怒りの部屋？
● 混沌とした部屋？
● 幸福の部屋？
● 対立含みの部屋？
● ドラマチックな部屋？
● にぎやかな部屋？
● 邪魔が多い部屋？
彼の言いたいことは次のことです。「あなたの部屋に誰がいるのかが、あなたの人生の質に直接的な影響を与える」。そこで、誰を部屋（人生）に入れるのか、それをコントロールすることが重要になります。
心理的な「ドアマン」を置く
問題は、どのようにして部屋に入れる人を選ぶかです。彼が提案するのは、ある種の心理的な「ドアマン」を置くことです。このドアマンは、あなたの価値観や情熱について教育されています。このドアマンは、あなたの価値観や情熱にそぐわない人がドアをくぐるのを阻止してくれます。これにより、あなた自身の価値観に反する人が部屋に入るのを防ぐことができるわけです。
スチュワートは出席者に対して、今自分の部屋にいる人について考えてみるように言いました。自分のそばにいる人で、価値観を共有していない人はいないか？もし今話したようなことを考えたとしたら、彼らを自分の部屋に入れただろうか？
どのような部屋にしたいのかを考える際は、その部屋に誰を入れるのかを念頭に置く必要があります。それを意識して選ぶのか、偶然に任せるのかは、私たち次第です。
このことを理解した上で、今後、どのような人を部屋に入れたらよいのか考えてみましょう。
強力な人脈を構築する上では、まさにこの考え方が役に立ちます。
これは特にBNIのチャプターにあてはまります。
私たちのそばに連れてくる人は、信頼できる人であり、一緒に働きたいと思う人である必要があります。彼らはビジネスにおける価値観や情熱を私たちと共有している人でなければいけません。
この単純な考え方を理解することは、「機会」と「障害」を区別する上で役に立ちます。また、求めるスキルを持っている人と、模範的な価値観を持っている人を区別する上でも役に立ちます。
