東日本復興支援プロジェクト

2013/03/15

-東日本大震災が起きて、今年の3月11日で2年が経過しました。-

11日午後2時46分には、街中や職場、家庭で、それぞれが黙祷(もくとう)をささげ、改めて地震と津波で奪われた多くの命を悼みました。あの日から2年経った今もなお、多くの被災者は苦悩の時を刻んでいます。

今回ご紹介したいのは、「音楽」を通じて、日本復興支援を呼びかけている「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトです。
「ハンド・イン・ハンド」は、音楽を通して国内外に日本復興支援のアピールとその支援への感謝を継続的に呼びかけています。

第1回NYコンサート06.jpgのサムネール画像

「ハンド・イン・ハンド」の活動の一つとして、「ハンド・イン・ハンド コンサート」の開催を行っています。国際的な場で、音楽のジャンルを問わず、世界的なアーティストと次世代を担う若者たちとの共演を実現しています。コンサート等、継続的に音楽活動を実施することでメッセージを発信しています。

昨年は3月28日にニューヨークにて「第1回ハンド・イン・ハンド コンサート」を開催し、大盛況のうちに幕を閉じました。そして今年も、3月22日に「第2回ハンド・イン・ハンド コンサート(ニューヨーク公演)」が開催されます。

昨年同様、「第2回ハンド・イン・ハンド コンサート」には、福島・宮城・岩手の高校からオーディションで勝ち抜いた高校に、ニューヨーク・リンカーンセンターという世界のひのき舞台で合唱を披露する機会が与えられます。
そして昨年10月に仙台市民会館にて行われた最終オーディションの結果、今年出演する5校が決定しました。昨月には各3県3箇所でそれぞれ壮行演奏会が行われ、多くの方々にお越しいただきました。
(釜石高校/大船渡高校/安積黎明高校/石巻市立女子高校/石巻好文館高校)

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【壮行演奏会】

■2月25日(月)岩手県壮行演奏会  
会場: 大船渡市民文化会館(リアスホール)
出演: ソプラノ歌手 ユナ・リー、大船渡高校/釜石高校
当日入場者数: 約400名
【岩手日報20130226_掲載紙】

大船渡高校1.jpg   釜石高校.jpg

■2月26日(火)福島県壮行演奏会
会場: 郡山市民文化センター(中ホール)
出演: ソプラノ歌手 ユナ・リー、 安積黎明高校
当日入場者数: 約150名

安積黎明高校合唱団定演.jpg

■2月28日(木)宮城県壮行演奏会
会場: こもれびの振る丘「遊楽館」(かなんホール)
出演: ソプラノ歌手 ユナ・リー、 石巻市立女子高校/石巻好文館高校
当日入場者数: 約150名
【河北新聞20130301_掲載紙】

石巻市立女子.jpg   好文館.jpg

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「ハンド・イン・ハンド コンサート」は、ニューヨークを拠点に活動されている指揮者山田あつしさん発案のもと、昨年3月にニューヨークのリンカーンセンターで初開催され、日本からも100名の中学・高校・大学生の合唱団が参加しました。

二度目となる今回も世界で活躍する音楽家や管弦楽奏者と共にステージに立ち、被災地からのメッセージを歌声に乗せて披露します。

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【第2回ハンド・イン・ハンド コンサート (in New York)】

■日時:2013年3月22日(金)20:00~
会場: アメリカ ニューヨーク 「ジャズ@リンカーンセンター・ローズシアター」
演目: ①E.グリーグ “ピアノ協奏曲”   ②G.ベルディ “レクイエム”

■プログラム
<グリークピアノ協奏曲>
ピアノ独奏山本 恵利花
<ヴェルディ レクイエム>
ソプラノ オルガ・マカリーナ/アルト ディナ・エラ/テノール クレイ・ヒレイ/バリトン ヒュン・ユン
合唱安積黎明高等学校/岩手県立釜石高等学校/宮城県石巻好文館高等学校/石巻市立女子高等学校/岩手県立大船渡高等学校

●指揮 山田あつし
●管弦楽 The Friends of Japan Orchestra (NewYork City Opera有志による)
●音楽総監督 山田あつし
●エグゼクティブプロデューサー 吉井久美子
【産経新聞20120913_掲載紙】【産経新聞20120923_掲載紙】

第1回NYコンサート04.jpg            ~第1回ニューヨーク公演の模様(2012,03,28)~
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今回取材にご協力いただいた、ハンド・イン・ハンド事務局の佐藤様は最後にこのように語ります。

「まずは、この東日本復興支援プロジェクト ハンド・イン・ハンド を多くの方々に知っていただきたいです。被災地の高校生に夢を与えて、このような活動があることを知って頂き、外国の学生と日本の高校生とが国の壁を乗り越えて、国際交流ができる教育プロジェクトがハンド・イン・ハンドです。

現に、引きこもりだった学生がこのプロジェクトやコンサートをきっかけに自ら何かしなければと行動に移した学生もいると聞いています。私たちの世代だけでは終わらない東北の復興をこのプロジェクトをきっかけに高校生自らが未来を切り開き、多くの人たちに勇気を与える人になっていただきたいです。

この活動をもっともっと多くの人たちに認知されるよう私たちも日々活動しておりますが、是非みなさんんで告知していただいたり、facebook等でシェアしていただけると助かります。個人もしくはチャプターでのご寄付もご検討頂けましたら幸いです。ご協力よろしくお願いいたします。
2013.03.22の第2回ニューヨークコンサートを成功させたいと思っていますので、高校生に温かい声援を送りいただけますようお願いいたします。」


【Hand in Hand 事務局】

日本事務局長 津久井浩則さま (BNIフォーバレーチャプター
マネージャー 有路泰介さま (BNI大八チャプター
アシスタントマネージャー 佐藤まさみさま (BNIフェニックスチャプター

【東日本復興支援プロジェクト ハンド・イン・ハンド】
http://handinhandconcert.com/
https://www.facebook.com/handinhandconcert

Hand in Hand 事務局の皆様、取材のご協力ありがとうございました。